映画の撮影に参加した時のレポート
reported by KW
先日、風邪を引いて出られなくなったので泣く泣くお断りしてしまいましたが、
今回は風邪も治ったので出られる事になりました。とりあえず、
1度はやってみたいなと思ってましたので応募して行ってきました。
◆内容 1.撮影日 平成18年4月29日(土) 2.集合時間 10:00(時間厳守) 3.集合場所 仙台市太白区八木山南公園(Aコープ八木山南店向かい) 4.撮影場所 八木山南団地 5.収録時間 10:00〜18:00(予定) 6.エキストラ 45人 7.内容 ○設定 通行人の役 ○服装 真冬の服装(普段着)。コートやマフラーをご持参下さい。 |
午前10時
Aコープ向いの公園に集合。
たぶん20人くらい来ていた。
暑い
11時
まだ撮影が押している、という業界用語を使っていた。
それまでしばらく待っていて下さいと言われる。
(写真は車で通りかかった姉が撮りました)
12時
イシイ模型の太い道路に移動。「弁当の時間ですので、あちらでもらってください」と言われる。我々が群がろうとすると、他のスタッフに「あ〜まずスタッフからが先なのでエキストラの方々はあとで」と止められる。理不尽な。スタッフは仕事で給料もらってやってるんだろう。こっちは金もなし、交通費をかけてきてやってきているんだ。でも結局、スタッフと同時に弁当と緑茶をもらえる事になる。てりやきチキン弁当とてんぷら弁当が選べる。結局、てんぷら弁当を選んだがもったりしていて後悔した。
12時半
萩の里(福祉施設)にてトイレを借りに、関係者の方が私達を連れていってくれる。道の途中で、役者の背の高い女性とADの方っぽい人が楽しそうに挨拶をしている(あとで分かったがADの方は実は役者でした)。萩の里に入る時に、他のエキストラ同士が「おお〜」とすれ違った男性に対して驚いている様子だ。なにやら俳優の方のようだ。誰だろう。さっぱり分からない。本当に普通のそこらへんを歩いている人みたいな青年のようだった。係りの人なのかな、と思った。服装がそんな感じだったからだろうか。
12時35分
芝生で撮影風景を眺める。眺めるといってもあっちで何が行なわれているかあまり分からない。分からない事ばっかり。それにしても暑い。27℃くらいある気がする。
12時40分
女性が芝生を歩いているシーンを撮っている。
誰が役者かはっきりとは分かりませんが、中央の女性と手前の子役2人がそうではないかと思っています。
1時
仙台市営バスが通ったりして撮影を中断しつつも、合間を縫って行なわれる(撮影が)。
2時
芝生に座っている我らの姿が、カメラに映ってしまうと困るようなので場所を移動させられる。
さっきの萩の里でみんなが歓声をあげていた俳優が向いの道路に椅子にこしかけている。顔はいいとものゲストに出た時に見た事がある。確か漢字2文字の名前だ。照夫 とか 将太 とかそんな名前だった気がする。さっきADさんだと思っていたもう1人の俳優の方が、女性の役者と楽しそうに話ながら、日傘をして座っている。我らにも日傘を・・・・!!! 日焼けしたら、設定が冬ではなくなります。
2時半
子役らが「どんきー!!(犬の名前) どんきー!!こっちおいで!はやく!! どんきー」と叫んでいるシーンワンちゃんが危険な状況のシーンなのだが、実はワンちゃんは私の横のボックスの中にいる。まやかしシーン。
3時
撮影に備えて、トイレに行っておこうと思い、セブンイレブンまで歩いてトイレを借りに行った。なんかこのまま家まで帰ってもばれないと思った。でもあまりにも長いから本当に帰りたくなってきた。
3時半
トイレが終わって、現場に戻る。急に鼻が詰まって苦しくなる。鼻水が鼻の奥をふさぎ、のどもふさぐ。窒息しそうになる。鼻をティッシュでかむと、ものすごい量の鼻水が出てきた。
4時
足が痛い… 民家の塀に腰掛けてはいるが、足の裏がとても痛い。
4時半
八木山南はなんだか懐かしい。普通の住宅地なんだが、都会に住んでいた幼少の頃を思い出す気がした(住んだ事はないですが)。
5時
ようやく、「集まってくださーい」という声がしたので行く。「よーいのかけごえがかかったらここの位置から歩いてください」と指示される。「よーい」といったのでみんなで歩き始めた。しばらく20秒くらい道を登りました。OK!また元の位置へ戻って下さいと言われる。そのあとなんだかんだで、カメラのトラブルとかでちょっと待っていた。そうすると、「もう終わりでーす」と言われる。もう良いのだろうか。さっきのはテスト撮影なんじゃないのか。普通は同じシーンを3、4回撮るのはずなのに。なんだか、急遽、我らのシーンは要らなくなったんじゃないだろうか。“このまま何もせさないで帰ってもらうのもなんだし、ただ歩かせて満足させとこう”そんな風な指示があったのでは?と感じるくらいあっけなかった。本当に撮影していたのだろうか。していたなら良いのですが…
まとめ
とにかく7時間くらい待ちました。ギャラも出るわけでもない、映るわけでもない、ただ日焼けをして弁当を食べて撮影見学に行った、という具合です。それと、映画という華やかな世界は実際はさほど華やかではない、というのがなんとなく実感できました。あんなにADさんらが走りまわって大きいものをもったりして、エキストラや車の誘導もして、先輩から大声で厳しく命令されたり。やはり相当な熱意がないとやっていけないお仕事だと思った。私なら3日でパニックになって現場で倒れこみそうです。 あとエキストラをする時は、みなさん日焼けクリームを塗っていきましょう。わたしはすごい日焼けました。顔が真っ赤です。 |
もらったTシャツです。
(2006年秋に仙台で先行公開ですが全国では2007年頃らしいです。)
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