映画「崖の上のポニョ」感想紀行 <ただ書きなぐっているので、思い出したように、後で書き足したり減らしたりするかもしれません!>
[総評]
すべてのエンドロールが終わってからも、へへっ?という気持ちになってしまったのは、何でだろうか。その時、心の大喝采は起こらなかったけれど、後で後で、どんどん、徐々に、この映画が懐かしく思えて、また観たくなりそうな気分が盛り上がっているのは何でであろうか。家に戻ってみて、そんな気分を感じております。 そして、個人的総評ではありますが、ああいう生活も忙しくもありつつ、楽しいだろうなと思ってしまった。思ってしまったというのは、今まであまりそんな風なことを思わなかったからです。そして、あの日常的な部分、いつもの習慣、それらが相当に繊細にたくさんちりばめられていて、たまらなかった。 もしかすると、その物語の大まかな流れ、ラスト、よりも、そこにいつもあって物語の向こうに見え隠れする彼らの関係性(親子や老人の方々)などがとても良かったのかなと思いました。 宮崎駿さんの作品のファンとしては、「えっ?」と肩透かしである場合が多かった気がしますが(宮崎描写はいっぱいあるけれど)、もう老体であるのに、なぜこんな今までと違う(色々な意味で)「新」にチャレンジしているのか、やりたい放題やらかしているのか、素晴らしいという気持ち盛り上がり! ということで、感想としての並な「良かった」「感動」とは別次元に存在するもので、「?」の部分も未だにあったりして、でも何か突き抜ける物も感じて、何年後も見続けられる作品ではないかと思っています。と私は非常に良かったと思っております。 |
K.Waga [2008.9.4]